(CNN) ビザなしで渡航できる国の数を比較した世界のパスポートランキングで、日本とシンガポールがトップに立った。
ランキングは市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズがまとめた。
2018年2月版の報告書によると、日本とシンガポールのパスポートは、ビザなしで渡航できる国がそれぞれ180カ国と最も多く、2位のドイツの179カ国を抜いてトップに立った。
これはウズベキスタンが2月初旬、日本人とシンガポール人に対してビザなしの渡航を認めたことによる。シンガポールについては昨年、パラグアイの渡航ビザも免除になった。
日本とシンガポールというアジアの裕福な2カ国のランキングが上昇した背景について、シンガポール国立大学のパラグ・カーンナ氏は、
「国民が主にビジネスと投資活動に関心をもつ、平和的な商業大国と見なされている」と解説する。
3位は韓国、デンマーク、フィンランド、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデンが並んだ。ビザなしで渡航できる国は178カ国。
マレーシアも169カ国のビザ免除で11位に上昇している。米国は176カ国で5位にとどまった。ロシアは3位上昇して45位だった。
中国やアイルランドのビザが免除になったアラブ首長国連邦のほか、ウクライナ(42位)、ジョージア(54位)のランキングも急上昇している。
一方、ランキング最下位はアフガニスタンでビザ免除は24カ国。次いでイラク(27カ国)、シリア、(28カ国)、パキスタン(30カ国)、ソマリア(32カ国)の順だった。

https://www.cnn.co.jp/travel/35115511.html