建設会社で働いていることを隠し、失業給付金約31万円を不正受給したとして、大阪府警警備部は26日、詐欺容疑で、オウム真理教主流派「アレフ」の在家信者、遠藤一男容疑者(39)=大阪府東大阪市長堂=を逮捕したと発表した。
警備部によると、「給料をもらっていたがハローワークに申告せず、失業給付金をもらっていたことに間違いない」と容疑を認めているという。

また遠藤容疑者は「月千円、お布施を払っている」とも供述。府警は不正受給した給付金がアレフ側に流れた疑いがあるとして、同日朝からアレフ生野施設(大阪市生野区)を家宅捜索した。

逮捕容疑は、府内の建設会社で働いていたにもかかわらず、平成25(2013)年9〜11月に3回、堺公共職業安定所に「失業して無収入」と申告し、失業給付金計約31万円をだまし取ったとしている。逮捕は15日。

警備部によると、遠藤容疑者は11年ごろから在家信者として活動。
犯行当時は堺市内に住んでいたという。

生野施設には26日午前9時15分ごろ、段ボールなどを持った府警の捜査員約20人が捜索に入った。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180226/wst1802260032-s1.html