五輪期間中の2018年2月15日から18日は旧正月の連休で、地方出身者など新年を家族で祝うため帰省する。例年、3000万人が鉄道や飛行機を利用し、バスや自家用車を利用する人も多い。
五輪が開催されている江原道に帰省する人も多く、ある旅行会社は連休初日の15日午前中の試合を観戦するには、ソウルを午前3時に出る必要があるという予測を立てている。
ソウルから東海岸の江陵への移動は、これまでバスや自家用車が多かったが、平昌五輪を機に開通した高速鉄道KTXに利用客が殺到した。
バスや自家用車は通常3時間程度で、帰省シーズンには3時間半以上、鉄道は5時間かかっていたが、KTXの開通で2時間弱となり大幅に時間が短縮されたのだ。
韓国鉄道公社は当初、旧正月連休中、五輪を観戦する外国人利用向けの乗車券を確保していた。
ソウルと平昌・江陵を結ぶ全路線が乗り放題になる外国人専用の「平昌コレールパス」を販売し、旧正月連休の乗車券を売り出した1月16日から25日まで、コレールパス購入者向けに10%を確保していた。
16日に売り出した乗車券は即日完売し、外国人向けの10%も25日以降の一般販売と同時に売り切れている。
鉄道公社はコレールパス購入者には25日までに予約するよう電子メールで案内を送ったと説明するが、案内メールを受け取っていないという外国人が多く、
五輪の観戦チケットとコレールパスを購入しながら乗車券を確保できず、観戦を断念した外国人は少なくなかった。
2月9日の開会式後も会場に近い珍富駅で最終電車に間に合わなかった外国人に混乱が生じている。
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