【ジュネーブ=笹沢教一】国連女子差別撤廃委員会の韓国審査が22日、国連欧州本部で行われた。

 韓国の鄭鉉栢(チョンヒョンベク)女性家族相は、元慰安婦に対する住宅や医療の手当など、同国が行ってきた支援の重要性を説明した。
さらに、同国内外各地に作られ続ける慰安婦を象徴する少女像について、「二度と女性が傷つけられることがないよう、このような問題を忘れないためだ」と、
設置の意義を強調。「元慰安婦や支援団体の声を聞いてこの事業を支える」と述べ、政府として、少女像設置などの活動を支援する考えを示した。

 鄭氏はまた、韓国政府として今年8月、慰安婦問題に関する資料を収集し、この問題の歴史教育や対外発信をするための拠点「慰安婦研究所」を発足させる方針を明らかにした。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180222-00050158-yom-int