爆弾が雨のように降る…シリア政府が東グータ攻撃 多数死傷
30分前
シリア政権軍が今月に入り、首都ダマスカスに近い反体制派地域の東グータを空爆している。人権団体によると、17日から20日にかけての攻撃で、子供を含む約200人が死亡したという。
国連は、現地の状況は「手のつけられない状態にどんどん悪化している」と警告している。
http://www.bbc.com/japanese/video-43137053
ソースに動画あり
【2月21日 AFP】シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)で20日、シリアとロシアの両軍による空爆があり、民間人100人以上が死亡した。
同地区で3日前から続く爆撃の死者は250人に達し、病院も被害を受けて運営不能に陥る事態となっている。
政府軍は18日から東グータに対する空爆やロケット砲、大砲による攻撃を続けており、地上戦への準備とみられている。
在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、19日の爆撃だけで子ども39人を含む民間人127人が死亡。
東グータでの1日の犠牲者数としては過去4年間で最多となった。さらに翌20日の爆撃でも子ども19人を含む民間人少なくとも106人が死亡し、2日連続で100人以上が死亡する事態となった。
また医療救援団体「シリア系米国人医療協会(SAMS)」によれば、20日には東グータのイルビン(Arbin)にある主要病院が2度の空爆を受けて運営不能に陥った。
シリア人権監視団は、空爆はいずれもロシアが実施したものとしている。イルビン入りしているAFPカメラマンは同日、ロシア軍のスホイ34(Su-34)戦闘機が上空を飛ぶのを目撃した。
ロシアは昨年、東グータを「緊張緩和地帯」に指定しており、監視団によるとロシアが同地区を攻撃したのは過去3か月で初めて。
国連(UN)は、東グータではこのほかにも過去48時間に病院6か所が攻撃を受けたと発表している。
国連のパノス・ムムツィス(Panos Moumtzis)人道調整官(シリア危機担当)は、民間人を標的にするのは「即時中止しなければならない」と訴えた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3163317
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