産経、那覇支局長を出勤停止処分 「沖縄紙は黙殺」報道


産経新聞が昨年12月、「日本人救った米兵 沖縄2紙は黙殺」という記事などを削除して
おわびした問題で、同社は記事を書いた那覇支局長を出勤停止1カ月とした。
処分は15日付で、那覇支局長は16日付で編集局付になった。

 同社によると、東京編集局の乾正人・執行役員編集局長を減給、記事の出稿に関わるなどした
編集局幹部ら5人も譴責(けんせき)の処分とした。
小林毅・取締役編集担当は減俸30%(1カ月)。

産経新聞は、琉球新報と沖縄タイムスが「米兵が日本人を救助した」という「真実」を報じて
いないとして、「報道機関を名乗る資格はない・日本人として恥だ」と強く批判していた。

同社は2月8日付朝刊の1面に「おわびと削除」を掲載。記事の削除を明らかにし、
沖縄の地元2紙を批判した表現に行き過ぎがあったことを謝罪した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000055-asahi-soci