飛燕 輝く銀翼 組み立て作業


 3月24日にリニューアルオープンする「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」(各務原市)で、目玉展示される旧日本軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」の組み立て作業が行われ、ジュラルミンの銀色に輝く機体が"勇姿"を現した。

 展示の飛燕は、戦時中、各務原の川崎航空機(現川崎重工業)で生産された約3千機のうち唯一、現存する機体。2015年に里帰りし、川崎重工業が修復した。同館本館がリニューアル工事のため、1年間、収蔵庫で分解された状態で公開されていた。

 組み立て作業は2日間で行われ、修復に当たった川崎重工業の技術者ら10人が、胴体の主翼やプロペラ、車輪を慎重に取り付けた。

 無塗装の状態に戻されたジュラルミンの機体は、刻印された製造番号もはっきり分かる。開館後はエンジンも機体と並べて公開される。


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