現代的なフェミニズムの概念は、ロシアのほとんど女性にとって異質なものであり、反感すら感じさせるものだ。
モスクワ生まれの女性ジャーナリストで米国在住の女性起業家が、自分の経験に基づいて、その理由を説明する。

(中略)

「寄食」している 女性は働きなさい

 私は、アメリカのフェミニズムに対して疑問を抱いています。権利の平等と賃金の平等と引き換えに、「私は何でも自分でできる」
ということになり、同様に、男性を攻撃したり、さらに悪いことには、異なる感情や考えを持つ女性をも攻撃するようになるのです。
アメリカのフェミニズムは何か有害なものになりつつあります。

 公平になるために、米国の女性たちはひどい目に遭ってきました。彼女たちは、働く権利を得るために闘わなければならなかったのです。
米国やヨーロッパの多くの国々では、女性たちが台所を離れて労働力となったのが最近で、50年ほど前のことです。彼女たちは攻撃的に
ならざるをえませんでした。「割り勘にしましょう、ドアも開けてくれなくていいわ、だって、私は何でも自分でできるのだから」と、
有害なアメリカのフェミニストなら言うでしょう。

 自分の場所を要求するために女性らしさをあきらめなければならいという考えを、ロシアの女性たちは理解できません。ソ連では、
「寄食者」とみなされるため、仕事を見つけなければいけませんでした。ソ連憲法は、労働は「能力のある国民の栄えある義務」である
と謳っていたからです。でも、女性たちは楽に生きていたと思いますか?

 ロシアの女性たちは、工場や研究所に通勤していました。自宅でできるオンライン作業などまだなかったからです。しかし、女性が仕事を
持っているということは、社会が伝統的な性役割を忘れたという意味ではありません。仕事を終えた後、彼女たちはさらに、夕食の支度や
家の掃除、子供の世話などをしなければならなかったのです。

全文はソースで
https://jp.rbth.com/lifestyle/79723-toxic-feminism