静岡県湖西市のパチンコ店駐車場で2017年7月、当時1歳11カ月の長男を車内に放置し
死なせたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた父親で同市の無職、
村田尋紀被告(25)の裁判員裁判初公判が13日、静岡地裁浜松支部(山田直之裁判長)で開かれた。

村田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、気温が30度を超える真夏日に、日なたに止めた車に子どもを放置したと指摘。
「パチスロがしたかったという動機は身勝手で悪質」と批判した。

弁護側は「長男の生後、いったんパチスロをやめていた。再開したのは職場でのストレスから」と述べ、
情状面で争う姿勢を示した。

起訴状によると、17年7月8日午前11時10分ごろ、湖西市内のパチンコ店駐車場で、エンジンを
切った乗用車の後部座席のチャイルドシートに長男の陸ちゃんを座らせたまま放置。
午後0時55分ごろまでパチスロをしていて、熱中症で死亡させたとしている。〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26820460T10C18A2CC0000/