「セレブ妻」の生活が、夫の会社の業績悪化で窮地に

B子さんは大学卒業後、今から12年前の25歳の時に、8歳年上の現在のご主人と結婚。当時、IT系の会社を経営するご主人の会社の業績は右肩上がりで伸びており、年収は3000万円もありました。
B子さんはひとことで言えば「玉の輿結婚」でした。その後は、専業主婦生活を謳歌。お稽古ごとや趣味のフラメンコを楽しんだり、気兼ねなくショッピングも楽しんだりしていたそうです。

結婚してから2年後には娘さんも生まれ、私立の幼稚園、名門小学校へ通わせることに。容姿端麗で、夫婦仲もよいB子さんは、ママ友たちの間でもあこがれの存在。前出のように、B子さんのうわさを聞きつけた「某セレブ主婦向け雑誌」からも取材の依頼があり、何度か家族で雑誌にも出たことがあるそうです。

そんな「セレブ妻」を絵に描いたようなB子さんでしたが、ある時、大きな転機が訪れました。夫の会社の経営がうまくいかず、収入が激減したのです。それまで何ひとつ不自由のない生活を送ってきただけに、最初はとまどい、なかなか状況を理解することができなかったそうです。
夫の収入はゼロにこそならなかったものの、月100万円以上も減りました。しかし、B子さんはそんな中でも貯蓄を取り崩しながら見栄を張りつつ、以前と同じように、ママ友たちとの付き合いを続けました。また、ぜいたくな買い物も、なかなか減らすことができなかったのです。

当初はB子さんなりに、やりくりしていたつもりでしたが、ついに名門の私立小学校に通っている娘さんの学費の支払いが苦しくなってきたのです。なにしろ、学費だけで年間100万円超かかります。
月間で10万円前後の出費はなかなか厳しいものです。はじめは実家に援助をしてもらい、なんとか乗り切っていましたが、それも限界に。相談に来たのは「この先が見えず、途方に暮れてしまったから」でした。

http://toyokeizai.net/articles/-/208312
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