文大統領:ペンス氏と会談 対北朝鮮で温度差
https://mainichi.jp/articles/20180209/k00/00m/030/140000c
平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式出席のため訪韓中のペンス米副大統領は8日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と青瓦台(大統領府)で会談した。
青瓦台によると、両氏は最大限の制裁と圧迫を通じ、北朝鮮を非核化に導く原則を再確認。ただ、文氏は五輪を契機にした南北対話を米朝対話につなげたい姿勢も改めて示し、温度差が浮き彫りになった。

会談冒頭、文氏は「我々はこの機会を最大限活用し、北朝鮮を非核化と朝鮮半島の平和定着のための対話に引っ張り出すよう努力しようと思う」と述べ、
南北対話を北朝鮮の核・ミサイル問題解決につなげたい意向を強調した。また「何より重要なのは韓米間の隙(すき)のない協調だ」と主張した。

これに対しペンス氏は「米国は、北朝鮮が核兵器だけではなく弾道ミサイル計画を放棄する日まで最大限の圧迫を続け、韓国と肩を並べ努力する」と述べた。