偽造した印鑑登録証明書などを使用し、東京都品川区の土地を登記しようとしたとして、警視庁捜査2課は6日、偽造有印公文書行使などの容疑で、いずれも会社役員の宮田康徳(55)=住所不定=、松元哲(45)=千葉県浦安市日の出=両容疑者ら4人を逮捕した。

 同課は認否を明らかにしていない。

 宮田容疑者らは所有者に成り済まして土地の売買代金をだまし取る「地面師」グループとみられる。裁判資料によると、グループはこの品川区の土地をめぐる取引で港区の不動産会社から約3億6000万円を受け取ったが、会社は土地を取得できなかった。

 逮捕容疑は2013年4月上旬ごろ、小平市の医療法人が所有する品川区西五反田の土地について、東京法務局品川出張所に偽造した委任状や印鑑証明書などを提出し、所有権を移転する登記をしようとした疑い。 

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