ソウルで開かれた米韓自由貿易協定(FTA)再交渉の2回目の会合が1日終わった。
会合で韓国側は、米国が大型洗濯機などを対象とした緊急輸入制限(セーフガード)の発動を決めたことを「不公正だ」と強く批判し、交渉は平行線をたどったとみられる。

韓国産業通商資源省は1日、「より具体的に協議を行った」と発表したが、聯合ニュースは「2回の会合で合意点を見いだせておらず、今後も難航が予想される」と報じた。会合は1月31日から2日間だった。

米国は2月7日にセーフガードを発動する。ロイター通信によると、金鉉宗・通商交渉本部長(閣僚級)は1日、会合で米国のセーフガード決定を「不公正だ。強く不満に思う」と批判したことを報道陣に明らかにした。

再交渉では、韓国に対する貿易赤字を削減したい米側に対し、韓国側はFTAの意義を強調して大幅な見直しは必要ないと主張しており、両国の溝は深い。(共同)

http://www.sankei.com/economy/news/180201/ecn1802010078-n1.html
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