下図は、「体が黄色で黒い羽を持ち、くちばしが短い鳥」という説明から描き起こした画像という。
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1801/19/l_yu_gan1.jpg

Microsoftは「人間が検索エンジンBingで鳥を探せば鳥の絵を表示できる。
だが、この(AIが描く)鳥の絵は、コンピュータがピクセルごとにゼロから描いたものだ。
こうして描かれた鳥はリアルな世界には存在せず、コンピュータが思い描く鳥のイメージだ」と説明する。

現在開発中のこのAI技術「Attentional Generative Adversarial Network(AttnGAN)」は、
画像のキャプションのようなテキストによる描写の個々の単語に注意を払うようにプログラムされており、
従来のテキストから画像を描く技術と比較して画質がほぼ3倍に向上したとしている。

GANというのは、ディープラーニングの生成モデルの1つ。
ジェネレータとディスクリミネータという2つのネットワークを使うことで、生成データを向上させていく。

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1801/19/l_yu_gan2.jpg

AttnGANの生成する画像はまだ不完全ではあるが、将来的には画家やインテリアデザイナーの
アシスタント、音声による写真修正、さらには脚本から直接アニメ映画を作ることも可能になる
かもしれないとMicrosoftはみている。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/19/news054.html