ノーベル平和賞を受賞した、国際NGOのICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンのベアトリス・フィン事務局長が、与野党各党との討論会に出席し、
去年、国連で採択された核兵器禁止条約に日本も参加するよう求めました。
今月12日から日本を訪れているICANのベアトリス・フィン事務局長は16日、国会内で開かれた与野党各党との討論会に出席しました。
この中で、フィン事務局長は「核抑止政策は神話であり、北朝鮮の核開発を阻止できない。核兵器を非合法化することが世界の流れだ」と述べ、
去年、国連で採択された核兵器禁止条約に日本も参加するよう求めました。
これに対し、佐藤外務副大臣は「北朝鮮をはじめとする厳しい安全保障環境を踏まえれば、アメリカの抑止力の維持は不可欠だ。
条約は、現実の安全保障を踏まえず作成された側面もあり、政府として署名できない」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180116/k10011291001000.html