インドネシアの首都ジャカルタ中心部の「インドネシア証券取引所ビル」で15日正午すぎ、ロビー付近の天井が崩落した。多数が負傷したもようだ。

警察のアルゴ・ユウォノ報道官は、15人が負傷したと話した。手足にけがを負った人たちは、近くの病院に搬送されたという。

ソーシャルメディアに投稿された画像や映像から、証券取引所ビルのロビーで天井や家具がほこりにまみれて破損している様子が見える。

目撃者によると、警察が建物周辺の避難を指示し、立ち入り禁止にした。

複数の人がビルからたんかで運び出される様子も目撃されている。

崩落のあったビルに入居する世界銀行インドネシア事務所の職員はBBCに対して、ロビーの上の中2階通路が落下したと話した。この男性と同僚たちも、避難させられたという。

崩落当事ビル内にいたメトロ・テレビのマーリア・ゼイン記者は、「大きな音」が何度もして、大勢が「ただちに」ビルの外に走り出たと話している。

証券取引所は午後の取引を再開した。ティト・スリスティオ最高経営責任者(CEO)は、取引システムは「影響を受けていない」と説明した。

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https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/15279/production/_99594668_hi044049816.jpg
http://www.bbc.com/japanese/42686979