逮捕の85歳男「気付いたら事故」 親族が目離した隙 車乗り出す 前橋の女子高生2人重体事故
「気付いたら事故を起こしていた」。前橋市内で9日朝、登校途中だった自転車の女子高校生2人が市内の85歳の男の運転する車にはねられ、重体となった事故。
前橋署によると、2人に相次ぎ衝突、けがを負わせたとして 自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで逮捕された男は容疑を認め、こう供述した。
男の親族は「運転しないように普段から言っていた。申し訳ない」と語り、女子高生2人の親族は言葉を失った。
認知機能に不安「運転しないよう伝えていた」
事故は9日午前8時25分ごろ発生。前橋市北代田町の群馬県道前橋赤城線で、自転車に乗っていた市立前橋高1年の太田さくらさん(16)=同市高井町=と、同校3年の大嶋実来さん(18)=同市元総社町=が男の乗用車にはねられ、頭などを強く打って市内の病院に搬送された。
前橋署は同日夜、男を逮捕した。
男は県道を南へ走行中、対向車線にはみ出し、路側帯を走っていた太田さんをはね、民家の塀に衝突した後、大嶋さんをはねた。
さらに走行車線に戻り、渋滞で止まっていた同市の男性会社員(35)の軽乗用車に衝突した。男は頭、男性は首にそれぞれ軽傷を負った。現場にブレーキ痕はなかった。同署は男性の負傷についても、同容疑で捜査を進める。
男はこの事故の直前、約150メートル北の同県道交差点で、対向車線で右折待ちをしていた同市の女性(26)の乗用車と、右のドアミラー同士が接触する事故を起こしていた。市内の老人福祉センターに向かう途中だった。
県警によると、昨年、認知機能検査を経て免許が更新されていた。
男の親族の50代女性によると、認知機能に不安があるなどしたため、普段から車を運転しないように伝えていたという。
車で外出しようとしたのでいったんは止めたが、目を離した隙に出掛けてしまったといい、「あの時に鍵を取り上げていればよかった。(被害者が)大変心配」と涙ながらに話した。
長いのでソース参照
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00010000-jomo-l10