セカオワSaoriの処女作「ふたご」が直木賞候補

12/20(水) 5:03配信

日刊スポーツ

 第158回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が20日付で発表された。直木賞候補5作品の1つとして、
若い世代に人気のロックバンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriとして活動する、藤崎彩織さん(31)の「ふたご」がノミネートされた。
芥川賞には宮内悠介さんの「ディレイ・エフェクト」など5作品ががノミネートされた。


 藤崎さんは、「セカオワ」の愛称で知られる同バンドで、ピアノとライブの演出を担当。今年3月からは文芸誌『文学界』でエッセーの連載をスタートするなど、
音楽活動に加えて執筆活動でも活躍している。候補作はメンバーのFukaseに勧められて書き始めた初の小説で、
バンドをモデルにした作品。5年かけて完成させ、今年10月に作家デビューを果たしたばかりだった。

 藤崎さんは今年1月俳優池田大(31)と結婚し、年明けに出産予定。ノミネートについて、「驚きのあまり言葉を失ってしまった。
苦しみながら作品に向き合ったので、伝統ある賞のノミネートという喜びを、ゆっくりとかみしめたい」とのコメントを発表した。

 選考会は来年1月16日夕、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。
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