爆発直前、事故車から高齢女性を救出 福山大生の2人
12/18(月) 20:20配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000068-asahi-soci

 単独事故で溝にはまり、火や煙が出ている乗用車から女性を救出した福山大学1年の瀧本駿里(しゅんり)さん(19)と辻谷将真さん(19)に18日、広島県警福山西署から感謝状が贈られた。
3人ともけがはなく、瀧本さんらは「助けようという一心だった」と振り返った。

 事故は、広島県福山市瀬戸町の県道で11月8日午前0時45分ごろに発生した。近くに住む琴講師の女性(79)が乗用車を運転中に操作を誤り、左前後輪を脱輪。
自力で脱出できると思ってアクセルを踏み続けた結果、左前輪付近から出火したとみられるという。

 通りかかった瀧本さんらが女性に声をかけた時には、車内に煙が充満していた。2人がかりで女性を引きずり出すと、直後に車から爆発音がして全焼した。

 福山西署の佐々木卓署長は「とっさの判断がすばらしかった」と称賛。瀧本さんは「いいことしたなと思います」。辻谷さんは「今になって人助けをしたという実感が湧いてきました」と語った。(橋本拓樹)