15日夜遅く、神奈川県大井町で、遮断機が下りている踏切内に進入したとして、パトカーに追跡されていた乗用車が別の乗用車に衝突し、衝突された車を運転していた女性が死亡しました。

15日午後11時半前、神奈川県大井町上大井の国道と県道が交わる交差点で、若い男女3人が乗った乗用車が、近くに住む武松泉さん(63)が運転する乗用車に衝突しました。

武松さんは病院に運ばれましたが、全身を強く打ち、およそ2時間後に死亡しました。

警察によりますと、男女の乗った乗用車は、隣の小田原市内にある小田急線の遮断機が下りている踏切内に進入したとして、パトカーに4キロほど追跡され、逃走していたということです。

警察は、この男女3人から危険運転致死などの疑いで事情を聴くとともに、事故の状況について詳しく調べています。

パトカーが追跡中の事故について、小田原警察署の日原修副署長は「現在のところ適正な職務執行であったと考えているが、事実関係を詳細に確認したうえで適切に対応する」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171216/k10011260991000.html