三重大大学院、専門科目「忍者・忍術学」導入 修士号も取得可能 - ITmedia NEWS

 三重大学はこのほど、大学院の人文社会科学研究科に2018年度入試から導入する専門科目「忍者・
忍術学」の詳細を公式サイト(http://www.human.mie-u.ac.jp/nyuushi/daigakuin/post-54.html)で発表した。
カリキュラムに「忍者・忍術学」関連の授業科目を新設。修士号(人文科学)も取得できる。

 修士号取得のためには、計30単位の授業履修と修士論文の提出が必要。「忍者・忍術学」を学ぶ場合は、
(1)修士論文指導を軸にした「特別研究I〜IV」計8単位、
(2)三重県の文化を現地で調査する「三重の文化と社会I〜II」計4単位、
(3)「忍者文化論特講」「忍者文化論演習」「忍者文化史料論特講」「忍者文化史料論演習」計8単位、
(4)「日本中世史特講」「日本中世史演習」「日本中世史料論特講」「日本中世史料論演習」
  「中世近世日本文学論特講」「中世近世日本文学論演習」「中世近世日本文学作品論特講」
  「中世近世日本文学作品論演習」から10単位選択
――が履修モデルとなる。他にも、伊賀をフィールドとして、現地で「忍者・忍術学」を学ぶ授業も開催
されるという。

 授業は、原則日本語。社会人受け入れのため、昼間と同じ科目を夜間にも実施する。2年分の授業
料で3〜4年履修する「長期履修学生制度」もある。試験科目は、筆記試験(日本語小論文、専門科目)
と口述試験(面接)。出願期間は18年1月4日〜1月16日。

 三重大学は、「忍者文化発祥の地、三重県で忍者・忍術学を学びたいという意欲あふれる多くの学生
の入学を期待する」とコメントしている。

(太田智美)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/14/news080.html