http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-11/P0S4GR6S972901

ブルームバーグが調査したエコノミストらは、米労働市場の需給ひっ迫でリスクが上向く中、米経済が力強さを増す結果、向こう3カ月半で2回の利上げが行われる可能性があると予想した。

  今月5−7日にエコノミスト41人を対象に実施した調査の中央値によれば、エコノミストは引き続き来年中に計3回の利上げを見込んでいるが、そのうちの1回の利上げ時期予想を6月から3月に前倒しした。
今週12、13両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)については、ほぼ全員がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジが1.25−1.5%に0.25ポイント引き上げられるとの見方で一致した。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、
「失業率は4.1%まで急ペースで下げており、それに加えて2四半期連続で3%成長を超えた」とした上で、「経済指標は全て、利上げ回数の減少ではなく増加を示唆している」と指摘した。

  FOMCはワシントン時間13日午後2時(日本時間14日午前4時)に声明と経済予測を公表。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日午後2時半に記者会見を行う。