国際自然保護連合(IUCN)は5日、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表した。
新たに沖縄県・伊平屋島に生息するイヘヤトカゲモドキと同県・久米島のクメトカゲモドキを、3段階ある絶滅危惧種の最も深刻なランクに指定。
鹿児島県・徳之島のオビトカゲモドキなども含め、評価した日本固有のヘビやトカゲの仲間計46種のうち3分の1が絶滅危惧種となった。
IUCNは「生息環境が破壊され、ウシガエルなど侵略的外来種に食べられているのが原因だ」と指摘した。
東南アジアや南アジアにすむイルカの一種カワゴンドウと、中国・揚子江に生息するイルカのヨウスコウスナメリは、漁網に絡まるなどして個体数を減らしている。絶滅危惧種のうち2番目に深刻なランクへと緊急度を引き上げた。
オーストラリアでは、暑さに弱い有袋類ポッサムの一種が地球温暖化の影響などで減少し、最も深刻なランクに分類された。
http://www.sankei.com/life/news/171205/lif1712050059-n1.html
イヘヤトカゲモドキ
http://www.sankei.com/images/news/171205/lif1712050059-p1.jpg
クメトカゲモドキ
http://www.sankei.com/images/news/171205/lif1712050059-p2.jpg