山口県の民家で放し飼いにされているヤギが町を歩き回り、畑の野菜などを食べる被害が相次いでいる。
住民から困惑の声があがる中、ヤギの飼い主に直接、話を聞いた。飼い主が語った言い分とは?
     ◇
■畑や生け垣でムシャムシャ…
 山口県下関市。住宅街に突然、ヤギがあらわれた。
 実は、このヤギ、民家で飼われているものだという。その数約20匹。しっかりと柵で囲まれているように
見えるが、よく脱走してしまうのだという。
 逃げ出したヤギは車道で交通の邪魔をしたり、民家の生け垣の葉を食べたりして被害が出ている。
周辺には、生け垣の下半分の葉が食べ尽くされ、枝しか残っていない家も…。
 「せっかく(大根を)一生懸命作って収穫時期になって。ずーっと良いところ、おいしいところ食べられて」―
ある畑の所有者は、飼い主に話をしても、自分で対策をするように言われたと話す。
 飼い主に話を聞いてみた。
―被害についてどう思っているのか?
 「私、30年以上(ヤギを)飼っていますよ」
―周りの人が迷惑してるけど?
 「だからね、変質者がいるんです。垣(柵)を修理しても修理しても修理しても夜中に破りにくる変質者がいる。
ものすごく困っているんです私」
 ヤギを囲っている柵が何者かに壊され、ヤギが脱走してしまうと話す。
―周りの人が野菜を食べられたりしてますよ
 「はぁ、だから」
―なぜここまでヤギを増やす?
 「オスとメスがおったら増やそうと思わんでも増えるんです」
―ヤギを飼うのをやめる選択肢は?
 「やめたら(ヤギは)全員と殺場に行きになるんですよ。何を言っているんですか。もう本当に」
http://news.livedoor.com/article/detail/13964285/