訪日外国人が増えるにつれ、百貨店や商業施設では中国語や韓国語、英語などのパンフレットやフロアマップを見かける機会が増えている。それだけ
外国人が日常的に各店舗を訪れるようになっているということだろう。

 特に中国人旅行客は買い物意欲が旺盛で、1人あたりの消費金額も大きいため、割引など中国人向けの優待はいたるところで見ることができるが、
中国人以外を対象としたセールなどはあまり行われていないのが実情だ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人の消費は今や世界を驚かせる水準となっていると伝え、日本の各企業も中国人旅行客の消費を
取り込むために様々な優待を打ち出していると紹介する一方、韓国人のなかには優待を得るために「自分は中国人である」と騙る人もいるようだと伝えている。

 記事は、中国人にとって買い物はもはや「生活習慣の1つ」になっていると伝え、旺盛な消費意欲を持つ中国人旅行客は「歓迎される存在」となっていることを紹介。
中国人向けの優待を打ち出す企業もあるなか、日本で「自分は中国人だ」と騙り、中国人向けの優待を得ようとする韓国人もいるらしいと伝えた。

 続けて、韓国人が日本で「中国人である」と騙る理由は「格別の待遇や優待」を体験したいがためであると主張し、それは日本企業が高い購買力を持つ
中国人を優遇しているためだと主張。中国人だと言えば、日本人は親切に対応してくれるとし、あたかもお金持ちになった気分を味わえるのだと論じた。

 中国で大型連休を迎えるたびに、日本では中国人旅行客向けにプロモーションを行い、優待を打ち出す施設は少なくない。それゆえ、
中国人以外の外国人のなかには不公平な待遇だと不満を感じる人もいるかもしれないが、企業からすれば限られた予算のなかで
全ての外国人にプロモーションを打つことも難しいのが実情だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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