東急レク、東急電鉄/新宿ミラノ座跡地に複合ビル、19年度着工/延べ8・5万平米超
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複合ビルの完成イメージ(大久保方面から)
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◇19年度着工めざす
東急レクリエーションと東京急行電鉄が、14年末に閉館した東京・歌舞伎町の映画館
「新宿TOKYU MILANO」(新宿ミラノ座)跡地に建設する複合ビルの計画概要が明らかになった。
延べ床面積8・5万平方メートル超のビルに劇場や映画館などのエンターテインメント施設、
ホテル、空港連絡バスの乗降場などを備える。設計は久米設計と東急設計コンサルタントが担当。
施工者は決まっていない。19年度の着工、22年度の竣工を目指す。

国家戦略特別区域制度による都市計画手続きの迅速化と都市再生特別地区による
容積率や高さの規制緩和を受けることを想定。18年2〜3月ごろに都市再生特別地区・
都市計画案を公告・縦覧し、同5月ごろの東京都都市計画審議会を経て、
同7月ごろの国家戦略特区の区域計画認定を見込んでいる。

開発の対象となるのは新宿ミラノ座跡地と、隣接する「ホテルグリーンプラザ新宿」の跡地を合わせた
約0・6ヘクタールの区域(新宿区歌舞伎町1の29)。西武新宿線西武新宿駅の東側に位置しており、
区域の西側は西武新宿駅前通り、北側は花道通り、東側はシネシティ広場に接している。
現在は開発着手までの暫定利用として、仮想現実(VR)などの最先端技術を活用した
体験型エンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」を営業中だ。

建物は地下5階地上40階建て延べ8万5800平方メートル、最高高さ225メートルの規模。
地下1〜4階に約1500人を収容するライブホール、地上1階に空港連絡バスの乗降場、
同1〜2階に東西貫通道路、同6〜8階に約850席の劇場、同9〜12階に8スクリーンの映画館を備える。
同13〜40階はグローバルな旅行者の多様な滞在ニーズに対応するホテルを配置。
13、40階にはそれぞれレストランも設ける。ラウンジや店舗、駐車場(約260台分)や駐輪場(約165台分)も整備する。