刑事に好意抱き「嘘の自白をしてしまった」…殺人の冤罪訴え13年、西山さんの再審可否に注目集まる
11/23(木) 8:34配信

2003年に滋賀県愛知(えち)郡(現在は東近江市)の病院で男性入院患者が殺害されたとされる事件で、
無実を訴えながら懲役12年の刑を受けて服役した女性の再審請求の行方に注目が集まっている。

女性は彦根市の元看護助手・西山美香さん(37)。大阪高裁(後藤眞理子裁判長)で行われている
再審可否の審理では、「男性入院患者は(殺害されたのではなく)致死性不整脈により病死した
可能性が高い」とする複数の医師の意見書が弁護団(井戸謙一団長)より提出され、すでに結審。
大阪高裁は近く、再審を開始するか否かの決定を下す見通しだ。

逮捕から13年、無実を訴え続けた思いを西山さんに聞いた。

(中略)

西山さんが殺人の容疑で逮捕されたのは、看護助手として働いていた2004年7月のこと。容疑内容は
前年5月、植物状態で寝たきりだった男性入院患者(当時72)の人工呼吸器のチューブを外し、窒息
死させた疑い。逮捕当時24歳だった西山さんはこの時点で容疑を認め、「看護助手の待遇に不満が
あった」などと動機を供述していた。

西山さんによると、この時に自白した一番の原因は、取調官のA刑事に好意を持ってしまったことだ
という。

「私は、2人のお兄ちゃんが優秀なのに、自分が勉強できへんからコンプレックスを感じていたんで
す。A刑事はそういう身の上話を聞いてくれ、『わかる。わかる』とすごい同情してくれて。
好きになって欲しくて、自白してしまったんです」

冤罪を訴える人が説明する自白の理由としては特異だ。が、西山さんは服役中に受けた医師や
臨床心理士の検査により軽度の知的障害や発達障害があると診断されており、「刑事への好意」
から自白したことにはその影響もあるのではないかと指摘されている。

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