政府は、ソマリア沖の海賊対策のためアフリカのジブチに置いている自衛隊の活動拠点について、不測の事態に巻き込まれた日本人を保護する施設などを新たに整備しようと、拠点に隣接する3ヘクタールの土地をジブチ政府から借り上げることで合意しました。

アフリカ東部のジブチには、ソマリア沖の海賊対策のため、平成23年から自衛隊の活動拠点が設けられていて、政府は、より有効に活用したいとして、ジブチ政府との間で敷地を拡大できないか交渉を進めてきました。

政府関係者によりますと、交渉の結果、今月15日にジブチ政府との間で拠点に隣接する3ヘクタールの土地を新たに借り上げることで合意したということです。

防衛省は、借り上げた土地に周辺国で武力衝突など不測の事態に巻き込まれた日本人を保護する施設のほか、ジブチ軍の災害への対応能力の向上を支援する施設なども整備したいとしていて、近く外壁の設置工事を始めることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011227821000.html
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