人吉市にある人吉高校の生徒たちが、人吉・球磨地方のおよそ30キロの道のりを歩く鍛錬遠足に挑戦しました。

人吉高校では、地域の自然や歴史に親しんでもらおうと、およそ30キロの鍛錬遠足を22年前から行っています。
全校生徒およそ750人が参加し、コースは学年ごとに3つに分かれていて、このうち3年生245人は、午前8時に高校を出発し、人吉市と山江村をめぐる25キロのコースに
挑戦しました。
生徒たちは、日本遺産に認定されている構成文化財の神社や相良三十三観音の札所をめぐり、5時間半後の午後1時半ころから次々と高校に戻ってきて、保護者が用意した豚汁を
食べて疲れた体を暖めていました。
3年生の井上優花さんは「自然がきれいでした。受験生なので合格するようにと願い歩きました。ふだん運動しないので筋肉痛です」と話していました。
人吉高校の深水裕二校長は「私も3年生と一緒に完歩しました。長距離を歩いて、あたたかい豚汁をいただき、親に感謝できると思います」と話していました。
生徒たちは感想を俳句や短歌にして提出することになっています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20171115/5000000782.html