アメリカ軍は最新鋭のステルス戦闘機Fー35Aを今週から嘉手納基地に暫定配備することを決めました。
更なる騒音の激化は明らかで、地元は反発を強めています。

アメリカ軍は、最新鋭のステルス戦闘機F−35Aを今週にも2機、来月には10機を嘉手納基地におよそ6か月間暫定配備することを決め、きのう沖縄防衛局が嘉手納町など関係自治体に通知しました。

ところで、嘉手納基地ではきょう午前8時から嘉手納町の住民などが軍用機の飛行経路や騒音などの調査を実施しています。
10時半過ぎには、今月11日に東村高江で炎上事故を起こした機体と同じ型のCH53ヘリコプターが住宅地の上空を旋回し、「騒々しい工場の中」に値する91.9デシベルの騒音を記録しました。
きょうは午後6時までに223回の軍用機の飛行が確認されています。嘉手納町の當山町長はF−35Aが暫定配備されることに強い不快感を示しました。

當山嘉手納町長「現在でも受忍限度を超える発生しているので、作為を図ってくれと一貫して申し入れてきている。明らかに騒音の被害が増大するのは目に見えている。基地周辺住民の騒音被害の状況をみると、決して看過できない」
日本では初めてとなるF35Aが暫定配備された場合、さらなる騒音被害に繋がるとして、三連協はきょう嘉手納基地や沖縄防衛局などに文書で抗議しました。

http://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=20171024181559