人はロボットともセックスしたい──報告書

セックスロボットといたす予感を抱いている男女は意外に多い
人はそれが可能になればロボットとでもセックスをするのだろうか。人とロボットはどんな関係を持つのだろうか。
売春婦や売春宿も、働いているのがロボットなら合法化されるのか。性的な癒しや治療には役立つのか。性犯罪は減少するのだろうか。

──オランダの非営利団体リスポンシブル・ロボティクス財団(FRR)がこの夏発表した報告書の問いかけだ。
それによれば、現代の成人は、AI(人工知能)と親密かつ人とそっくりの関係を築く心の準備ができているようだ。

「性的欲求を満たすセックスドールこそが、ロボットが未来のセックスで担う新しい役割だ」と報告書の著者は書く。
「最高にリアルで親密に感じられるセックスロボットを開発し、それを適正な価格で提供できる企業こそ、最大のシェアを手にするだろう」

現在市販されている人型のセックスロボットの一部は動けるが、セックスのパートナーとしては基本的に受け身。
だが報告書は、ロボットはこれから「双方向型」へと進化し、まるで生身の人間のように人の手や声に反応できるようになると結論付ける。

大人の玩具市場は、すでに急ピッチでAIを取り込んでいる。
人類はそう遠くない未来に「ディルドニクス(セックス玩具)とロボティクスの融合」を目の当たりにすることになると、報告書は予測する。
それは、セックス玩具の目覚ましい進歩ぶりを見ればわかる。
米人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」で紹介されて大ヒットしたバイブレーター「ラビット」も今は時代遅れ。空気で膨らませるセックスドールにいたっては、今やジョークでしかない。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171023-00010004-newsweek-int