立民の国対委員長に辻元清美氏 両院議員総会で了承

立憲民主党は24日、両院議員総会を国会内で開き、11月1日召集の特別国会を見据え、
辻元清美政調会長に国対委員長を兼務させる人事を了承した。
衆院選で当選した約50人が出席し、長妻昭代表代行、福山哲郎幹事長ら他の党役員人事も確認した。

枝野幸男代表は総会で、野党間の連携の在り方に関し「永田町の数合わせに関与していると誤解されれば、
われわれへの期待はどこかに行ってしまう。権力ゲームとは距離を置く」と強調。理念や政策の一致が前提との考えを重ねて示した。
役員体制の補充を図る方針も明らかにした。

福山氏は総会後、辻元氏の国対委員長起用の狙いについて「持ち前の交渉力から枝野代表が適任と判断した」と説明。
政調会長の兼務は解く方向で検討を進め、31日に再び開催予定の両院議員総会で、他の人事と併せて提示することになるとの見通しを示した。

この日の総会で、執行部は、支持拡大へ向けた具体的なアイデアを提案してほしいと求めた。
当選者からは「枝野氏らが全国を回って多くの有権者と触れ合ってほしい」といった要望が出た。

立憲民主党は衆院選で54議席を獲得し、無所属1人を追加公認した。(共同)

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