Amazonで収納ボックスを注文で「30kgの大麻」誤配 米フロリダ州
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13791831/

空箱にしてはいくら何でも重すぎでした。詳細は以下から。

アメリカ合衆国フロリダ州オーランドに住むとある女性と婚約者(セキュリティ上の問題から氏名などは公表されていません)はAmazonで100リットルサイズのプラスチック製収納ボックスを注文しました。
やがてAmazonから荷物が届いたのですが、プラスチック製の収納ボックスにしては考えられないほどの重量だったため、怪しんだふたりは荷物を開けてみます。するとそこから出てきたのはなんと30kgにも及ぶ大麻(編集部注:フロリダ州は医療大麻のみ合法)だったのです。
大麻は袋詰めされており、ふたりがボックスを開けた途端に強い大麻の香りが漂ったとのこと。「最初に来た警官はこの話を信じてくれなかった」と女性は語っていますが、確かになかなか想像が付かないシチュエーションです。その後警察は大麻を押収し、捜査を開始しています。

この荷物は返品されたり・倉庫内で梱包に傷を負った訳あり商品を特価販売する「Warehouse Deals」というサービス(Amazon Japanにも「Amazonアウトレット」という名前で存在しています)を通じてマサチューセッツ州の施設からUPSを使って送付されていました。
ふたりは自宅に戻ってすぐにAmazonにメールを通じて連絡しましたが、1ヶ月以上経っても責任者に繋いではもらえませんでした。女性は「私たちはまだこの事件の関係者が襲撃してくるかもしれないと恐れていますし、当初は何日も眠れませんでした」と述べています。
しかしAmazonの対応はメールで150ドルのギフトカードが「私には今回これ以上のことはできません」というメッセージと共に送られてきたのみ。女性は「私たちが求めているのは謝罪と原因の究明だ」と怒り心頭です。
なおAmazonはその後ステートメントを発表しており、それによると「当社のカスタマーサービスは当該顧客と直接連絡を取って懸念を処理しており、本件の調査に対して法の定める通り協力する」とのこと。
Amazonの誤配は笑い話のネタになりますが、30kgの大麻の輸送は犯罪関連の可能性が高く見過ごせる種類のものではありません。銃社会のアメリカ合衆国では致命的な事件に発生する可能性もあるため、Amazonの初動のミスは大きな批判に繋がる可能性もあります。