行方不明のカップルを遺体で発見、状況に悲観して自殺か 米
https://www.cnn.co.jp/usa/35109201-2.html
(CNN) 米カリフォルニア州当局は23日までに、3カ月前に行方不明になったカップルが同州内に
あるジョシュア・ツリー国立公園で、遺体で見つかったと明らかにした。2人とも銃で撃たれて死亡
しており、抱き合った状態だったという。当局は、状況に悲観して自殺した可能性があるとみている。

見つかったのは、レイチェル・グエンさん(20)とジョセフ・オルベソさん(22)。サンバーナーディーノ
郡の保安官事務所の声明によれば、警察は現場で発見された証拠から、オルベソさんがグエンさんを
撃ち、その後、自分を撃ったとみているという。

遺体のそばで見つかった銃の登録者はオルベソさんだった。公園近くにある宿泊施設のオーナーが
7月28日、2人がチェックアウトしなかったため、行方不明になったと通報した。オーナーは当局に、
カップルがジョシュア・ツリー国立公園に向かった可能性があると伝えていた。

2人の遺体は先週、公園の人里離れた渓谷で発見された。CNNの系列局KABCによれば、水の
ボトルや食べ物の包みが遺体の発見につながった。

保安官事務所の広報担当がKABCに語ったところによると、警察はカップルが、にっちもさっちも
いかない状況に陥ったと考えた可能性があるとみている。

広報担当は「オルベソさんがグエンさんに対して危害を加える意図があったことを示すものはなにも
ない。ただ、自分たちがとても悲惨な状況にあると認識したのではないか」と述べた。2人は衣服で
体の一部を隠して太陽を避けようとしていた。食べ物の食べる量を一定に制限していたようだが、
水はなかったという。