日本の衆院選で与党が憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を確保したことで、韓国では改憲の動きが加速すると懸念する声が上がっている。
与党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)政策委員会首席副議長は23日、「日本が再び戦争できる国となり、北東アジアを危険に引きずり込むことは同意できない」と警戒感を示した。

洪氏は民主党の外交・安保政策を立案する中心人物。与党の圧勝を「日本国民の意思を尊重する」と評価しながらも、「安倍政権が北朝鮮の核・ミサイルの脅威を選挙に大きく利用したということを注目しなければならない」と指摘。
「新たに発足する安倍政権が韓国政府とともに、北朝鮮核問題の平和的・外交的解決に協力することをお願いする」と語った。


2017/10/23付日本経済新聞 夕刊
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO2257617023102017EB2000/