福井県池田町立池田中2年の男子生徒=当時(14)=が今年3月に自殺した問題で、
男子生徒を厳しく叱責していた副担任に大声で指導された1年の女子生徒が9月、「学校に行きたくない」と保護者に話し、欠席したことが21日、分かった。
内藤徳博教育長が同日、記者会見で説明した。

 町教育委員会が問題を巡る調査報告書を公表した今月15日以降、学校が保護者にアンケートを実施。
副担任が4月から受け持った1年の女子生徒の保護者から、生徒が大きな声で指導されているとの回答が寄せられ、学校が詳しい状況を調べている。
副担任は今月17日以降、体調不良を理由に欠勤しているという。

 内藤教育長の説明によると、女子生徒はこれまでに計9日欠席し、そのうち9月に欠席した1日は病気など特段の理由がなく、繰り返せば不登校に当たるという。
こうした欠席が5日以上ある生徒が他にもいるが、副担任は指導に関わっていないとしている。

 教育長は、19日に堀口修一校長から退職願を受け取った際、校長が「全ての責任は自分にある」と話したと説明。
男子生徒の自殺当時、在籍していた校長を含めた常勤の教員12人の処分を検討しているとした。

配信2017.10.21 19:14更新
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171021/wst1710210054-n1.html