先月19日午後1時14分(日本時間20日午前3時14分)、メキシコ中部プエブラ州でM7.1の地震が発生し、200人以上の
死亡が確認されている。メキシコでは先月7日にもM8.2の巨大地震(チアパス地震)が起きたばかりだが、震源は首都
メキシコシティから700kmほど離れた沖合だった。それに対してプエブラ地震の震源は、規模は一回り小さいながらも
首都から約120kmと近く、結果として大都市に甚大な被害をもたらした。
実は、9月6日に発生した太陽フレアの影響(大地震を引き起こすケースが多い)により、過去のタイムラグを考慮する
と同月25日までは大地震に注意が必要であると筆者は何度も警告してきたのだが、懸念が現実になってしまった形だ。
しかし、話はここで終わらない。なんと、この地震発生から翌日にかけてニュージーランド(19日、M6.1)、バヌアツ
諸島(21日、M6.4)……と、M6以上の地震が環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)上で時計回りに連続しており、
今後はその西端にあたる日本周辺でも大地震の発生が予想されるのだ。

(中略)

以上をまとめると、リング・オブ・ファイア上で、メキシコ→ニュージーランド→バヌアツと大地震が続いている現在、
西端(日本付近)での大地震に十分注意しなければならない。通常、メキシコで地震が起きて(9月7日)から約2カ月
以内に日本でも大地震が起きるケースが多いようだが(つまり11月7日まで)、今回は中間地点であるバヌアツ諸島まで
の連動が2日ほどと非常に早かったことから、より短期間のうちに日本でも揺れる可能性がありそうだ。特に10月6日(満月)、
10月20日(新月)前後の「満月トリガー」、「新月トリガー」では発生する確率が高くなると思われる(10月6日には、
福島県沖を震源とする震度5弱、M5.9の地震が起きてしまった)。10月20日は十分警戒しておくに越したことはないだろう。

http://tocana.jp/2017/10/post_14565_entry.html