全日本空輸は16日、燃料価格に応じて国際線の航空運賃に上乗せしている「燃油サーチャージ」を、12月以降に発券する航空券から引き上げると発表した。

 原油高や円安で燃料費負担が上昇したことを受けた措置だ。

 12月1日から2018年1月31日に発券される航空券が対象となる。サーチャージの引き上げ幅(片道)は距離によって異なるが、日本と北米・欧州などを結ぶ路線は、現行の3500円が7000円に、ハワイ線などは2000円が4000円に、いずれも2倍になる。日本と中国などを結ぶ路線は、500円が1500円になる。

 日本航空も、12月以降に発券する航空券を対象に、サーチャージを引き上げるとみられる。

2017年10月16日 20時17分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171016-OYT1T50055.html