1万8000組のアデリーペンギンのつがいからなる南極のコロニー(集団繁殖地)でひなが大量死した。
デイリー・テレグラフが報じるところ、死因は餓死で生き残ったひなはわずか2羽だという。
同紙によると、コロニーがあった南極大陸東部アデリーランドの氷が異常な暑さにより溶け、餌場が遠く
なったことが餓えの主な原因。スプートニクはこれに先立ち、南極から1トンの氷塊が分離したと報じた。
親ペンギンが遠くまで餌を探しに行かざるを得なくなったが、餌を待つひながその間に餓死してしまった
と見られる。
南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR)は16日、この問題を話し合う会議を開く予定。
同地域に保護区域を創設する提案が出されると見られる。

アデリーペンギンは最も多い種の1つ。フランス人探検家デュモン・デュルヴィルの妻アデリー にちなんで
アデリーランドと、同地で発見されたアデリーペンギンの名前が付けられた。

https://jp.sputniknews.com/incidents/201710144182828/
https://jp.sputniknews.com/images/362/40/3624037.jpg