民進党の参院議員に、衆院選を希望の党や立憲民主党などで戦っている民進出身者の再結集を模索する動きが表面化する中、前代表の蓮舫氏が10日の衆院選公示以来、「希望」「立民」「無所属」の候補者を応援する“三股応援”を続けている。
13日は大阪10区に立民から出馬した前職、辻元清美氏(57)の応援に入り、「今は立場が違うかもしれないが、これからも辻元さんと一緒に国会で仕事をしたい」と力説した。

 一時は衆院くら替えを明言したが、
その後方針を撤回した蓮舫氏。「今回の選挙は、これからも信頼できる人だけを応援している」として、
衆院選に立候補した民進出身の希望、立民、無所属の候補者応援にと、全国を奔走している。

 公示以降、蓮舫氏が応援演説に入ったのは、東京7区・長妻昭氏(57)=立民=や京都6区・山井和則氏(55)=希望=、新潟3区・黒岩宇洋氏(51)=無所属=ら。
自身のツイッターには応援演説の予定や写真をアップするなど、発信にも積極的だ。

 13日は午前11時すぎから大阪府高槻市のJR摂津富田駅前に立ち、「私は今も民進党の国会議員で、前代表として民進党の政策にいまなお矜持(きょうじ)を持っている」と主張。
「政党とはどうあるべきか、悩み考えながらこの選挙戦に突入した。
今回の選挙はある意味での政党政治の過渡期だと思う」としたうえで、「辻元さんと政治の世界で大きなガラスの天井を壊す、今の間違いをただす、そういう政治にもう1回挑戦したい」などと訴えた。
http://www.sankei.com/west/news/171013/wst1710130051-n1.html