ユネスコ、米脱退に不快感=予算減、事業継続に痛手
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101201311&;g=isk
 【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長は12日、米国のユネスコ脱退表明を受けて声明を出し、
「平和や人権擁護を追求するユネスコの使命には各国の普遍的な協力が不可欠だ」と不快感を示した。
経済や軍事面で世界最大の影響力を持つ米国の関与が弱まれば、今後の事業に支障が出るのは必至だ。
 ボコバ氏は、世界各地でテロや過激思想の台頭が進む現状を踏まえ「ユネスコの必要性はかつてなく高まっている」と強調。
その上で「識字率の向上や表現の自由を目指すユネスコの取り組みは米国にとっても重要なはずだ」と再考を促した。

米政府が「ユネスコから脱退」を発表、ユネスコ側は「遺憾」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3183593.html
 アメリカ政府は12日、世界遺産の登録で知られるユネスコ(国連教育科学文化機関)から脱退すると発表しました。
 アメリカ国務省は声明で、ユネスコ脱退の理由について、組織の抜本的な改革の必要性と、反イスラエル的な姿勢への懸念を反映したものだと説明しています。
脱退の時期は2018年12月31日で、その後はオブザーバーとして貢献するとしています。
 アメリカは、ユネスコ分担金の22%にあたる年間8000万ドルを拠出する最大の負担国ですが、2011年、ユネスコがパレスチナの加盟を承認したことに反発し、財政支援を凍結していました。
 「脱退は大変遺憾です。ユネスコには全ての国、特に設立メンバーであり、最も重要な支援者であるアメリカが必要だ」(ボコバ事務局長)
 アメリカの脱退表明に対し、ユネスコのボコバ事務局長が、「ユネスコにとって損失だ」などと述べたほか、ロシア外務省も「残念だ」と非難する声明を発表しています。
 一方、AP通信によりますと、アメリカに続き、イスラエルのネタニヤフ首相もユネスコからの脱退を表明しているということです。

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