安倍首相が解散を宣言し、希望の党が誕生した時には「ようやく安倍軍国主義内閣が崩壊する」と中国の報道は熱気を帯びた。
しかし希望の党の性格が分かると、野党が育たないことを、あの中国が批判している。


安倍内閣崩壊を喜んだ中国だったが

中国共産党の管轄下にある中央テレビ局CCTVは、実に詳細に日本に関する情報を報道する。
国際チャンネルもあるので、日本の報道を見ているよりも(偏向はしているが)日本の動態を詳細に把握することができる場合さえある。

国際チャンネル(CCTV4)はもとより、新聞聯播(30分間の全国ニュース。CCTV13)も、安倍首相が衆議院解散を宣言した時には、
野党の声を借りて「モリカケ隠しのための解散だ」と批判した。
そして同時に「希望の党」の結成が発表されると、「これでようやく安倍軍国主義内閣を打倒することができる」と、
キャスターも解説委員も興奮気味に伝えたものだ。

希望の党が民進党と連携するニュースが入ると、「寛容な保守」に対して礼賛さえ送るという不思議な現象が起きた。

中国共産党一党支配の国が、「民主主義国家における民主的選挙」を報道することを恥ずかしく思わないのかと、しっかり観察させてもらうことにした。




中国共産党以外の政党を育てない国が野党第一党がない日本を批判する滑稽さ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8639.php