福岡市の交番に勤務していた警察官が、先月、朝方まで酒を飲んだあと勤務に就き、パトカーを運転していたことがわかりました。
飲酒運転の基準を超えていたかどうかは確認できなかったということですが、福岡県警察本部は不適切な行為だとして近くこの警察官を処分することにしています。
処分を受けるのは、福岡市早良区の早良警察署の交番に勤務していた20代の巡査です。

捜査関係者によりますと、先月、交番勤務についていたこの巡査から酒の臭いがすることに同僚が気付き、警察が調べたところ、その日の朝方までほかの同僚と一緒に酒を飲んでいたことがわかったということです。

巡査は、この日すでにパトカーの運転をしていましたが、警察が調べた時点では、運転の時にアルコールの量が飲酒運転の基準を超えていたかどうかは確認できなかったということです。

捜査関係者によりますと、巡査は朝方まで酒を飲んで出勤したことを認めているということで、福岡県警察本部は、警察官として不適切な行為だったとして近く処分する方針です。

また、一緒に飲んでいた同僚などについても処分を検討しています。

福岡県警では、ことし、飲酒運転や大麻の所持など、警察官や職員による不祥事が相次ぎ、これまでに18人が懲戒処分を受けています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170921/k10011149961000.html