テイクオフ:朝鮮半島の職業的宗教者…

朝鮮半島の職業的宗教者「ムーダン(巫堂)」。街中でも「○○菩薩」などと書かれた巫堂の家を目にする。

数年ぶりに会った知人と食事をした時のこと。「私がついだお酒は“福酒”だから飲んで」と言われた。話しを聞くと、突然神がかりにあい霊が見えるようになったのだとか。巫堂に相談したところ、修行して巫堂になるようにと言われたそう。

健康面や経済面、夫婦仲の悪化で悩んでいた別の知人には、「クッ」というおはらいを受けるよう勧めていた。その知人の義母は巫堂になるべき人だったが、ならなかったためその影響が現在の生活に出てきているのだと。彼女はわらをもすがる思いでおはらいを受けた。

中には詐欺まがいの巫堂もいるというからどこまで信じていいのか分からない。だが当地では巫堂が現在もある程度の影響力を持っているのは間違いなさそうだ。(れ)

https://www.nna.jp/news/show/1652264