■2人で役員会

 自民党や民進党のトップは、党のルールに従って総裁選(自民)や代表選(民進)で所属議員や党員による選挙で決定される。
一方、地域政党など規模が小さい政党の場合は幹部の話し合いなどで選出されることが多いようだ。

 では都民の場合はどうか。幹部によると、小池氏から幹事長の野田数(かずさ)氏への代表交代は党のルールにのっとって進められたという。

 都民によると、党幹部人事は役員会で決定すると党の規約で定められている。
都民は3日、代表の小池氏と政党活動開始時(1月)の代表だった野田氏の2人で臨時役員会を開き、野田氏の代表再任を決定。
小池氏の肩書は再び特別顧問となった。

 「スタートしたばかりのベンチャー政党」(都民関係者)のため、まだ党組織は小さく、現在、都民の役員は代表と特別顧問以外は置いていない。
しかし、都議選で改選前の6人から一気に55人に所属都議を伸ばし、最大会派となったことで、「今後、会派の役員の人選を進め体制づくりを急ぐ」と都民幹部は話した。



小池流、突然の代表交代劇 「なかなかの離れ業」他党から選挙目当て指摘も
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170704/mca1707040654010-n1.htm