医師免許がないのに美容整形手術をしたとして、高知県の偽医師とクリニックのオーナーが、医師法違反の疑いで逮捕された。この偽医師は、10年間にわたって100人以上に美容整形手術をしていたという。
手術は上手かったのだろう。
でなければ10年もクリニックを続けられない。
特に美容外科は、手術の結果が外観に表れるだけでなく、外観そのものが手術の目的だ。
その分患者は結果にシビアなはずである。
業務に影響を来すような患者からのクレームが10年間なかったのなら、技術はそれなりに高いのかもしれない。
では、医師免許がなくても技術さえあれば外科医は務まるか、というとそうではない。技術以外の部分で、対応力が問われる場面は多い。
手術に100%の安全はない。手術には合併症がつきものである。
合併症とは手術に関連して起こる様々な問題のことだ。
その中には、医師の技術ではなく、患者のもつ背景因子の方に原因があるものも多い。
http://blogos.com/article/225073/