26日朝、長野市のJR長野駅のそばで、散歩をしていた60歳の男性がイノシシに襲われ、ふとももをき牙で刺されてけがをしました。近くの小学校周辺でもイノシシの目撃情報が相次ぎ、警察などでは住民に注意を呼びかけています。
26日午前5時20分ごろ、長野市のJR長野駅から南に300メートルほど離れた路上で、近くに住む60歳の男性が散歩していたところ、突然、イノシシが現れました。
警察によりますと、イノシシは男性に向かって突進し、男性は牙で右のふとももを2か所刺されてケガをしました。ケガの程度は軽く、命に別状はないということです。
イノシシは体長が1メートルほどあり、男性を襲ったあとそのまま逃げたということで、その後も東に1キロ余り離れた小学校のそばなど、市内各地で目撃情報が相次いでいます。
さらに、午前8時すぎには、男性が襲われた現場から南に1.5キロほど離れたところにある保健所のそばの路上で、
警戒にあたっていた警察官や猟友会の人たちがイノシシを見つけ、周囲を取り囲んで捕まえようとしましたが、逃げられたということです。
イノシシが出没しているのは、JR長野駅の南側の住宅地で、警察などでは住民に注意を呼びかけるとともに、イノシシの行方を捜しています。
JR長野駅近くにイノシシ 男性襲われけが
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010995421000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/K10010995421_1705260905_1705260906_01_03.jpg