戸籍謄本の公開は「ないです!」

 これは自民党の小野田紀美参議院議員が5月中旬、米国籍の喪失証明書をSNS上で公開し自身の二重国籍問題が最終的に決着したことを報告していたのを受けて記者が蓮舫代表に対し質問をぶつけた際の出来事でした(関連記事参照)。

 記者が小野田議員がSNSで米国籍の喪失証明書が届いたが、と切り出すと蓮舫代表は「小野田さんて誰かしら?」とピンと来ていない様子を見せていましたが、「二重国籍の件なんですけれども」と補足すると合点がいったようで「あ〜わかったハイハイ」。

 しかし、小野田議員を念頭に「改めて戸籍謄本の内容を公開されるお考えはないのか」と問われると蓮舫代表は即座に、そして強く大きくきっぱりとした口調でこう答えたのです。

 蓮舫「ないです!」

 記者は蓮舫代表に食い下がり、森友学園問題において公人・私人の別が定かではない安倍昭恵さんに対し公人だから説明責任を果たすよう求めていた以上、公党のトップという「公人中の公人」であれば疑惑解明に努めるべきではないかと迫りましたが、ここでも蓮舫代表は否定していました。

 蓮舫代表は安倍昭恵さんがSNS上で一度説明をしただけで会見もしていない一方、自らは会見で聞かれたら答えているしこれまでに何度も説明しているのだから、という理由から「全くそう思いません」と述べ、国民の関心事に応えようとする姿勢を見せようとする気配すらなかったとの印象を残したと言えそうです。

 とは言え興味深いシーンも見られていました。戸籍謄本公開の考えはないのかという質問に蓮舫代表が「ないです!」と述べた直後、記者が「えーとですね」と言葉を続けようとしていたにも関わらず司会者は「はい次行きます」。またその後の質問に蓮舫代表が答えた直後にも「はい、じゃあ****さんどうぞ」すぐに別の記者を指名するなどこの問題に触れたくない様子がありありと窺えていたためです。

 ※続きます
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