川越市の女子高校生がラベルをデザインした日本酒が売れている。
市内の水と酒米「さけ武蔵」を使い、市内の「小江戸鏡山酒造」で造ったオール川越産が売りの「鏡山純米おりがらみ」。
企画した会社が「ラベルも市内で」と、デザイン科のある県立川越工業高校に依頼して実現した。
デザイン科内の公募で採用されたのは3年柳川璃音(りおん)さん(17)の案。「鏡山」の字の背景は、黒地に枯山水のような筋が描かれ、右下の白い米粒が目立つ。
企画した酒類卸販売会社マツザキの担当者は「原料とはいえ米粒を描いたラベルは見かけない。斬新で、日本酒が初めての人にもアピールできる」と絶賛する。
「お酒のおいしさを表現したかった」という柳川さんだが、もちろん飲んだことはない。
親に味を尋ねたがイメージが難しく、「それなら」と原料を主役にしたという。
筋模様が入った黒色の紙に米粒を載せて写真を撮り、画像処理した。ラベル上方の黒色を薄くして、奥行きも出した。
埼玉)飲めなくても斬新デザイン 女子高生が酒ラベル
http://www.asahi.com/articles/ASK5K5CJ5K5KUTNB00R.html
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170522003487_commL.jpg