AMDは2017年5月、データセンター向けサーバ用新型プロセッサ(コードネーム:Naples)の
ブランド名を「EPYC」にすると発表した。最大32コアのx86処理エンジン「Zen」を搭載した
プロセッサで、EPYCベースのサーバは2017年6月より、OEMなどから供給が始まる予定である。
EPYCは、投資家向けのイベントである「2017 AMD Financial Analyst Day」でそのパフォーマンスなどが示された。
最大32コアを集積したSoCで、1コア当たり2つのスレッドを実行することができる。
また、デュアルソケットのサーバでは、16のメモリチャネル上で、最大32 DIMM(Dual Inline Memory Module)の
DDR4をサポートすることができ、メモリ容量は最大4Tバイトまで対応することが可能である。
さらに、128レーンのPCIeに対応する高速I/Oを備えており、外部にチップセットを用いる必要はない。
http://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1705/19/tm_170519amd02.jpg
この性能を競合する製品と比べると、「コア数で45%、入出力容量は60%、メモリ帯域幅は122%になる」と主張する。
この他、デュアルソケットのシステムでは2個のEPYCをコヒーレントに接続するための「Infinity Fabric」を備えている。
また、セキュリティ専用のハードウェアなども搭載したという。
http://eetimes.jp/ee/articles/1705/19/news022.html